手紙の書き方

手紙は、電子メールにはない「温かさ」を伝えます。そして、場合によっては手紙で送ること自体が正式なマナーであるときもあります。また、電子メールをやり取りする場合でも、手紙の書き方を知っておけば参考になることがあるはずです。
このページでは、手紙の構成(頭語や結語、時候の挨拶、本文のコツ、結びの言葉)などを紹介しています。ご紹介している内容は手紙でもハガキでも通用しますので構成だけはひととおり理解しておきましょう。では、手紙の書き方の基本についてみていきましょう。
<手紙の構成・流れ>
前文(頭語、時候の挨拶)

頭語と結語

手紙は、頭語で始まり結語で終わります。頭語とは、手紙を書く時に冒頭に用いられる言葉をさします。そして、頭語と結語とは対応関係があります。例えば頭語が「拝啓」であれば、結語は「敬具」、また、頭語が「前略」であれば、結論は「草々」というように対応させて使います。
頭語を用いるのが手紙の正式なマナーですが、文章が堅苦しくなるので、親しい相手や子どもにあてた手紙の場合などには、省略しても構いません。 → 頭語と結語

時候の挨拶・季節の挨拶

時候の挨拶や季節の挨拶は、身近なことにふれながら、季節を感じさせる表現の工夫をするのがよいでしょう。入れる位置は、頭語の後に一文字空けて続けて書くか、または改行して次の行の上一文字下げて書きます。
(例文)
立春とは名ばかりで、寒い日が続いております。(二月)
青葉の風薫るころとなりました(五月)
ひぐらしの声にも夏の終わりが感じられます。(八月)
街路樹のいちょうが葉を落とし始めました。(十月)
年の瀬もいよいよ押しつまってまいりました。(十二月)
→ 季節のあいさつ・時候のあいさつ

安否の挨拶

安否の挨拶は、まず相手方の安否をたずねた後、自分の側の安否を手短に書くのが礼儀にかなっています

(例文) 皆々様お変わりなくお過ごしでしょうか。こちらは相変わらず元気に過ごしています。

結びの挨拶

結びの挨拶では、相手の健康や幸福、あるいは今後の活躍などを祈る文でまとめるのが一般的です。また、追加的に伝言や返事を求めたりする内容を書く場合もあります。

(例文) 季節の変わり目、御身御大切になさいますよう。

後付け

後付けには、日付、差し出し人、受け取り人、(付記事項)を書きます。
日付は、本文より三、四字下げて書きます。改まった手紙では元号と年を書きます。
差し出し人の姓名は、終わりを本文の下より一、二字上げて書きます。
受け取り人の姓名は、日付よりも上の位置で、本文より一、二字下げ少し大きめの字で書きます。

敬称

  • 一般……………様
  • 公用・商用………殿
  • 会社・団体………御中
  • 教師・医師・弁護士・議員など…先生
  • 友人・同輩………君
  • 二人以上を対象にした敬称……各位